1月 25

今回、修理で入ってきたバンディットのお話。

凄く大事にしている車輌だそうで確かにタンク外してみても下側のフレームやら配線やらに埃ひとつ無い。

今回はエンジンかからないかかってもふけないってんで入庫したんですが。

2番シリンダーに火が入っていないのが主原因で、そもそも火の飛ばなくなった原因は・・・・・・水の浸入でした(フロートチャンバーからガソリン抜いて見たら水がたっぷり)。

一見して綺麗なタンクも外してガソリンを抜いてみると、高年式の車輌はタンク裏の凹凸が大きいので変なところに水がたまるんですよね。

凹部分に2箇所くらいひどい錆があって、ガソリン抜いたらかなりの錆が吸いだされてきました。

キャブレターへの錆の浸入も疑われるので根治させるには、最低限タンクの錆取りとキャブレターの分解清掃が必要なのですが。

お客様は「ガソリン入れ替えてホースにフィルター付けておいてください。今お金ないし。」・・・ってこれは修理じゃない!

いずれ調子を崩すのは目に見えていますし、やっつけ仕事はプロの沽券にかかわります。

はぁ?。

大事なバイクなら中まで愛してあげてね、あとお金が無いって言う人の大部分は大金が出来ても修理しないでそのままほったらかしの人が多いです。

思わぬ事故を起こして自分だけじゃなく他人にも迷惑をかけることがありますので可能な限り止めましょう。

てやんでい!やってられるか!と元に戻して突っ返すバイク屋もいたりします。

ウチはそういう強気な商売できませんけど。

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